運営ブログ

サークル運営をスムーズにするためのダブルスの組み合わせアプリの作成秘話

私はバドミントンのサークルに所属しています。活動自体はとても楽しいのですが、毎回のように問題になっていたのが「ダブルスの組み合わせ」でした。既存の組み合わせツールを使っていたものの、同じ人同士が何度もペアになったり、特定の人が連続で試合に入り続けたりと、不満の声が少なくありませんでした。

さらに厄介だったのが、遅刻や階級の移動、途中参加・途中退室がある場合です。そのたびに全員が集まって番号を振り直さなければならず、進行が止まってしまう。運営側としては、なるべくスムーズに回したいのに、組み合わせの調整だけで時間を取られてしまう――。この課題を解決するために、私はダブルスの組み合わせアプリを自作することにしました。

よくある課題

待機時間の偏り

サークル活動では、全員が同時にコートに入れるわけではありません。人数が多いほど待機時間が発生します。しかし、単純な順番制やランダム抽選では、「よく呼ばれる人」と「なかなか入れない人」が出てきます。これが不公平感につながります。

連戦問題

運営側として一番避けたいのが連戦です。体力的な負担はもちろん、「また同じ人が入ってる」という印象を与えてしまいます。特に人数が少ない日は、この問題が顕著になります。

同じ対戦相手が続く

ダブルスでは、ペアだけでなく対戦相手の偏りも問題です。何度も同じ人と当たると、新鮮さがなくなりますし、レベル差によっては楽しさも損なわれます。

解決の考え方

私が重視したのは、「一発でアウトな条件」と「優先順位をつける条件」を分けることでした。

まず、絶対に避けたい条件を定義します。

  • 直前の試合に出ていた人は原則除外(連戦回避)
  • 直近で同じペアだった組み合わせは避ける

これらは“アウト条件”として扱います。

その上で、残った候補の中から「どれがより公平か」を判断します。

  • 出場回数が少ない人を優先
  • 対戦回数が少ない相手を優先

単純なランダムではなく、条件に優先順位をつけて選ぶことで、偏りにくい仕組みを作ることができます。

具体例(16人・1コートの場合)

例えば16人で1コートを回す場合を考えてみます。

最初の試合は全員が同条件のため、番号の小さい順に選ばれていきます。ここでは1〜4番が最初の試合に入ったとします。

1巡した後、次の試合を組む段階では、すでに出場回数に差が出ています。まだ試合に出ていない人が優先されます。

例えば、番号1はすでに2・3・4と対戦したとします。この場合、次に選ぶ対戦相手は、まだ対戦していない番号5が優先されます。

このように、出場回数・ペア履歴・対戦履歴を記録しながら条件を段階的に評価していくことで、自然と偏りが減っていきます。

実際に運営する場合のポイント

16人の例を挙げましたが、実際のサークル運営では、アプリで計算する前から1〜16の番号は確定しています。つまり、次にコートに入るメンバーが事前にわかっていれば、空いた瞬間にそのまま入ってもらうことができます。

これは運営上、非常に大きなメリットです。全員を呼び止めて番号を振り直す必要がありません。進行が止まらないだけで、体感的なストレスは大きく減ります。

また、途中参加への対応も実装しています。ただし、途中参加者を特別に優先するのではなく、追加された時点の試合から計算に組み込む設計にしています。これにより、既存メンバーとのバランスを保ちながら自然にローテーションへ参加できます。

まとめ

サークル運営をスムーズにするためには、「なんとなくの順番決め」から卒業することが大切です。

  • 連戦を防ぐ
  • 出場回数を均等にする
  • 同じペア・対戦相手の偏りを減らす

これらを仕組みとして管理することで、不公平感は大きく減ります。組み合わせの調整に時間を取られるのではなく、プレーそのものに集中できる環境を整えることが、サークル全体の満足度向上につながります。

現在の運営方法に少しでも課題を感じているなら、一度仕組みを見直してみるのも良いかもしれません。公平でスムーズな進行は、参加者全員の満足度を確実に引き上げてくれます。